破れまくりのムートンをダメ元で縫製した結果 - ムートン専門店が教えるムートンのお話

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破れまくりのムートンをダメ元で縫製した結果

ボロボロのムートン

破れに破れたムートンフリース。
これ、どうにか直らないかな…というご相談をいただきました。

すみません。
無理です。

お断りさせていただきました💦

さすがに革が弱りすぎております。

ボロボロムートン
ボロボロムートン

細かい破れも全体的に多くありました。


ここまでありとあらゆる場所に破れがあるという事は、全体の耐久性がかなり下がっていることが考えられます。
そんなムートンを修理しようとミシンで縫ったとしても、縫った箇所から新たに裂ける事が多いのです。

修理不可をお伝えするとお客様は当店にて破棄をご希望されまので、試しにダメ元で裂けたところを縫ってみました。

ボロボロムートン ミシン不可

やはり…。
縫ったとしても、結局新たな破れが発生してしまいました!
革が朽ち果てているのでミシンが効いておりません。

ムートンは非常に優れた天然素材ですが、年月とともに革が劣化していくのもまた自然なことです。
修理の可否は状態次第ですが、まずは「現状を知る」ことが大切です。
修理をご検討の際は、お写真を添えてご相談いただければ、専門の視点から判断させていただきます。

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